minneやcreemaなどの販売サイトの説明文で失敗しない為の注意点です。いろいろなハンドメイド作家さんの作品ページで良く見かけるフレーズの中で注意の必要なものや使わないほうが良いフレーズがよく散見されます。いくつかピックアップしていこうと思いますのでこれから作品ページを作る方はついつい参考にしてしまいがちな説明文のフレーズをより良い表現に変えていきたいと思います。
目次
ノークレームノーリターンでお願いします
「ノークレームノーリターン」でお願いします。や「NC、NR」でなど略語表記の方もいますが、わかりやすく言うとクレームも返品もなしでお願いしますという注意書きです。おそらくこれはフリマサイトで多用されていた言葉かと思いますが、フリマサイトでハンドメイド品を販売している方がそのままその文言を参考にしてハンドメイド販売サイトでも広まったのではないかと思われます。フリマサイトでは中古品の扱いも多いことからこのフレーズはよく見かけられます。
ハンドメイドサイトでこの言葉を突きつけられたお客様の印象はマイナスなものしかありません。何か問題があってもクレームも言えないし、何か問題があっても返品もできないとなると購入するのがこわくなります。作家さん側はおそらく悪質クレーマーを避けたいという意図だと思いますが、ほんの一握りの悪質なクレーマーにはこんな言葉は刺さりませんが多くの良いお客さんには刺さってしまいます。クレームの全てが悪質なわけではありませんし、作品に不具合があれば返品や交換には応じるつもりがあれば刺さらない悪質クレーマーのためにこのような無責任に聞こえるフレーズは書かないほうが良いでしょう。
完璧を求める方はご遠慮ください
言いたいことは分かります。ほんのちょっとくらい縫い目がずれているかもしれないし、ミクロの糸くずがついてしまったり、配送時に 折り目がついてしまったりする「かも」しれないからそこのところよろしく。ということだと思うのですが、言い方が嫌味っぽいです。それならばそういう注意事項を入れて了承を得れば良いでしょう。わざわざこのような嫌味っぽいフレーズを入れるのは印象が悪く怖いだけです。大した問題でもないのにいちいち騒ぐ人は関わらないでくださいねということが暗に伝わってしまいます。
神経質な方はご遠慮ください
とうとうお客様をディスってしまっていますね。わざわざお客様を神経質呼ばわりする必要も全くないでしょう。神経質な方であれば気になるであろう注意点を記入するのみで十分です。
素人のハンドメイド品です
これは趣味なので多少のことは大目に見てください。ということだと思われますが、この素人のハンドメイドという言葉を聞いて受ける印象はバザーです。どこかのお母さんがボランティアでつくっているイメージです。その技術が上手くても上手くなくても非常に安い値段で売っているイメージです。これではせっかく丁寧につくった作品のブランドイメージを自ら下げてしまいます。お客様にも、素人なんだったら値段が高いと思わせる可能性があります。これがも上品な謙遜だとしても、会ったことがない人が素人と言っていればそのまま受け取ります。たとえ趣味でも副業でも技術に自信がなくてもわざわざ「素人」を名乗らなくてもプロとして振舞えば良いです。その作品が良いと思うかどうかはお客様の判断ですし、良いと思った作品をわざわざ素人と名乗る人から購入したくはないでしょう。そもそもハンドメイドにおいてこうだから「プロ」という定義もありませんので販売するならきちんとプロとして振舞ったほうがお客様も安心です。
注意事項の例文
確かにお客様に非常に細かい事を指摘されたらどうしようと思うかもしれませんが、ほとんどのお客様はあきらかな間違いや不備でないとクレームを言ってくることはありません。細かい点はお客様よりむしろ自分のほうが気になるくらいです。全てのクレームがおかしいわけではなく、対応するべきクレームもありますので一切のクレームを受け付けない姿勢よりは、不備があった場合はきちんと対応しますという姿勢を見せたほうが多くのお客様が安心します。 変なクレームを言ってくる悪質クレーマーはそもそも悪質なので何を書いて牽制してもどの道悪質ですので自身のお客様の枠として考えなくて良いです。そしてこういった変なお客様に絡まれるのは目立つ売れっ子なので最初は気にしなくても大丈夫です。
以下に注意事項の一例を載せてみました。
- 1点1点手作りのため作品ごとに多少の個体差が生じます。
- 作品はデリケートなため衝撃、や保管方法にご注意ください。
- 水に濡れますと色移りの可能性がございます。
- ご使用の閲覧環境によりお色が違って見える場合がございます。
- 紛失・破損などの配送トラブルがご心配な場合は追跡補償付きの配送をお選びください。
- サイズオーダー品のためご注文後のキャンセル、交換はできかねます。
と一例ですがこのような感じで起こりうる注意点を明記すると丁寧な印象ですし実際に親切です。このような説明の後に「ですので神経質な方のご購入はご遠慮ください」と書くとどうでしょう。なんだか怖いしイメージも台無しです。
説明文からも作家のイメージ
顔の見えない相手から商品を購入しますので、お客様を牽制するような文章は自身のイメージダウンにつながります。へんてこなクレームに悩まされたくはありませんがこのようなフレーズはクレームへの保険にはならずお客様を不安にさせるだけなので、注意を促す形や対応できる姿勢を見せて安心してもらうのがおすすめです。
色々なハンドメイドを試しながら学ぶなら
ハンドメイド作家さんて当然ハンドメイド好きな方が多いと思いますが私もハンドメイド販売をしながら他のいろいろなハンドメイドに興味津々です。本業はネイルですが、刺繍やつまみ細工、手芸やアクセサリー作りなどいろいろやってみたいし学んでみたいのです。そのときによく利用するのがフェリシモのハンドメイドキットです。いろいろなハンドメイドからレベルに合わせて学びながら作ることができます。私も今まで、つまみ細工、刺繍、ソーイングなどいろいろとクチュリエでやっています。習う前にやってみたいという興味本意で気軽にできるのでオススメです。
couturier [クチュリエ] 手づくりのときめきを、もっと身近に、くらしの中へを見に行く