ハンドメイド作家としてハンドメイド作品を販売サイト用に作るとき、極力お洒落に素敵に、そして自分らしさを出していきたいと気合が入るとことだと思います。ところがハンドメイド販売サイトで作品を売るならお洒落じゃない作品も必要なのです。お洒落じゃなものは作りたくないという人もいるかもしれませんが、なぜお洒落じゃない作品が必要なのかを解説していきます。
目次
流行りでお洒落なものから売れるわけでもない
ハンドメイド販売の初心者のときってファンがいない状態だと思います。購入してくださる方のほとんどがご新規さんという場合、私のギャラリーでは流行のデザインや流行のパーツを使ったファッション系のデザインよりも、シンプルなものやちょっと昔に作ったデザインのほうがよく売れたりします。作る側として新しいほうがデザインも最新だし流行のパーツも使っているのになんで?って思ってしまうのですが、ポテトチップスも新作のプルコギ味より塩味がずっと人気なように。新しくてお洒落だから売れやすいというわけでもなかったりします。
お洒落れな人よりもお洒落でもない人の方が多い
別に自分はお洒落だけどみんなほとんどがお洒落じゃないね、とお客様をディスっているわけではありません。自分に置き換えてみても初めて入るラーメン屋さんに醤油味とパイナップルパクチー味があったら最初は醤油味を食べると思います。 そしてその醤油味がすごくおいしかったら次はパイナップルパクチー味が気になって食べてみたくなると思います。リピートを決めた時点でそのお客さんはお店のファンになってくれた人です。
もちろんお客さんの年齢やセンス、そのときのニーズによってそれぞれ違いますが概ねそういう傾向にあるように思います。
そして洋服やアクセサリーなど特に見につけるものだと最初はお洒落すぎるものよりもちょっとお洒落なくらいが使いやすという方が大半だと思います。よほどのおしゃれ上級者じゃないとシーズンしょっぱなから流行真っ只中の色柄を選ぶことはないのではないでしょうか。
家具や食器などの長く使うものでも最初はちょっとお洒落なくらいが便利が良いです。インテリア上級者やコレクターになるとちょっと変わったデザインや最高にお洒落なものが好まれますよね。
お洒落な作品とお洒落すぎない作品を作ろう
もしまだハンドメイド販売を始めたばかりでお客様の多くがご新規さまだという場合、お洒落すぎない作品も並べてみましょう。
お洒落じゃないイコール、ダサいみたいですがダサくなくてもベーシックデザインとか、ベーシックカラーだったり、昔からあるプロ目線ではちょっと古いと思うデザインでも初めて方にはけっこう需要が高かったりします。
購入されるかたの年齢層もあると思いますので少し上の年齢の方だとちょっと古いくらいの方が最初は安心感があるのかもしれません。
みんながみんな最先端の流行を追っているわけではないんですね。
そのような作品ばかりだとつまらないという場合は自分の好みやセンスを全面に押し出した作品や個性的な作品も作ると楽しいです。すぐに売れるかどうかは別としてギャラリーで自分のカラーを押し出せますし、ファンやリピーターがついてくれると個性的な作品を購入してくれたりやあなたのセンスに興味を持ってくれるようになります。
ギャラリーは3グループくらいの作品を制作
私の場合ですが、だいたい作品ギャラリーは3グループくらいに分かれています。
・シンプルでベーシック、多くの方が手に取りやすいデザインと価格のもの。
これは今回テーマのいわゆるお洒落すぎないものですね。
・流行を意識したもの
これは今流行っているデザインだったり自分がお洒落だと思うデザインです。季節感があったり流行りのパーツを使ったりします。
・自分の作りたいもの
ちょっと趣味的に作るものです。そのときの気分や遊び心で作るので売れるものと売れないものの差が激しいです。あまり一般的なデザインではなく個性的な分類です。
買いやすいデザインを用意するのも買いやすい価格の作品を用意するのも似ていますね。お客様が入りやすい仕組みですね。