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特集掲載は狙わなくても良い
minneやcreemaの特集に掲載されているのを見ると羨ましくなりますし、できれば掲載されたいと思ってしまいます。私も特集掲載されれば嬉しいですし、数年前までは特集掲載を狙った作品を作ったりしていましたが、そこまでわざわざ特集掲載を狙う必要がない理由があります。
ツイッターでもつぶやきましたが、特集に掲載されても売れないことも大いにあるからです。まったく無意味というわけではありませんが狙う労力まではいらないかなという感じです。
特集掲載の効果とは
特集は毎週毎週いろいろなテーマで選ばれた作品達がトップページで紹介されるなんとも羨ましい企画ですが、実際に特集に掲載されれば売れるのでしょうか？
私は今まで何度か特集に掲載していただいたことがありますがその時に起きたことはまず閲覧数が急上昇します。普段全然見られていない作品の閲覧数が急に上がってお気に入りが増えます。私が思うにはここまでが誰にでも共通する特集掲載の効果だと思います。そこからフォロワーが増えるかその作品が売れるかは作品そのものやギャラリーの魅力によるところにあります。
一番売れているのは特集掲載作品ではない
私の場合ですが、自分の作品の中で一番の売れ筋作品は特集に掲載されたことがない作品です。ちなみに２位３位で言っても掲載作品ではありません。わりとシンプルめで大きな特徴もない作品なので特集には載りにくいと思われます。で、特集掲載された作品はと言うと載ったときに幾つか売れることもありますが全く売れなかったこともあります。載ったからと言って対応が追いつかないほど売れたことはありません。それは作品そのものに買うほどの魅力に欠けるのでしょう。かわいいな、いいなとは思ってもらえても別に買いたいほど欲しいものではなかったということです。お気に入りは多いけど売れない作品だったらそれまでの作品です。売れる作品はお気に入りが少ない段階でも早々に売れます。
特集に掲載される作品とは
実際に特集に掲載される作品って何かのテーマに沿った作品です。テーマのモチーフを使った作品なので、特徴が強かったり個性的だったりするものが多いので多くの方に買ってもらいやすいシンプルなものより買い手がつきにくかったりします。(テーマにもよりますが)。とくにアクセサリーやファッションなど身につけるものは個性が強いとインパクトはあるので「変わっててかわいい！」とお気に入りは付きやすいですが買うとなれば別の話になる場合も多いです。
特集掲載は載ればラッキー程度
特集に掲載されても売れないなら意味ないのかというとそうとも言えません。短期的な広告を無料で出してもらえるのと一緒なわけですから、やはりありがたいです。掲載されている１週間ほどの期間はアクセスは伸びますしフォロワーが増えたりや売り上げが上がることもあります。フォロワーが増えたタイミングで新作をポンポンと出してアピールできれば特集掲載は大いに意味があります。ただそれで急に売れっ子になったり大忙しになったりというのはあまりなさそうなので、長期的に自分で宣伝を欠かさないことのほうが大事です。 わざわざ特集掲載を狙うのもありですが時間短縮をするならcreemは有料のPR機能もありますので自分のタイミングで押したい作品を宣伝することも可能です。
どうして同じ人ばかり掲載されているのか
これを疑問に思う人も多いのではないでしょうか？私の勝手な分析ですが何度も載る人は、
- １.出品数が多く検索にかかりやすい
- ２お気に入りが多く検索にかかりやすい
- 運営主催の有料イベントに参加している
運営さんも検索で作品を探しているはずなのでお気に入り数の多い作品は上に上がりやすいですし、出品数が多ければ見つけてもらえやすいでしょう。そして３の有料イベントですが、私も一度参加の申し込みをした直後に特集の掲載をしてもらったことがあるのですが、たまたまだったのか申し込みしたことでギャラリーを見てもらえたからなのか分かりませんが因果関係があったのかもしれないなと感じたからです。自分が運営者だったとしても、高い出店料を払っている作家さんやイベントそのものを盛り上げるために宣伝する方法の１つとしてはそういった方法は有効だなと思いますのでずるいなあと思う必要もないわけです。あまりにも出店してもマイナスばかりだと出店する作家さんが減ってしまうわけですからね。何かwin-winとなる方法は必要です。ちなみに私がその時出店したのはcreem craft partyです。出店すれば特集掲載を約束されるようなことはどこにも書いていませんので悪しからず。ですがcreem craft partyのページでは紹介してもらえます。
そもそも特集はお客さんのためにある
自分が運営者の立場になって考えてみると分かるのですが、そもそも特集というのは購入者に向けて購買意欲をそそるために作られるわけで作家の為にあるわけではありません(だから無料掲載)。
なのでサイトの雰囲気やテーマの雰囲気に沿った映えている作品が掲載されます。それならば特集に掲載されるための映える作品を考えるよりもお客さんが検索しやすい作品名の使ってもらいやすい作品を考えるほうが「売る」という意味では近道です。
売るのが目的なのか掲載されるのが目的なのかを考えれば作る作品も変わってくると思います。なので私自身はあまり特集は意識しなくなりました。載っても売れっ子にはならないですし、載らなくても売れっ子にはなれます。
載ったらラッキー、ありがとうくらいの気持ちでいます。
