クリーマに作品プロモーションという機能が新たについて数ヶ月です。
出品作品に広告費をかけて検索の上位にあげるという広告機能なワケですが、早速どんなものか使ってみたのでその効果と結果をレポします。
目次
クリーマのプロモーション機能とは
クリック単価10~60円の費用で出品作品の1点から設定することができ、このプロモーションを設定すると検索結果の上位に作品を表示しますというものです。
単価は作品ごとにすでに価格が決められています。
おそらく作品のジャンルやキーワードからクリック単価が設定されているんだろうなと思います。
同じ値段の作品でもキーワード違いでクリック単価が倍以上違ったりしているので単純に作品の値段から設定されているわけではないようです。
プロモーションを設定すると作品から検索されるであろうジャンルやキーワードでのトップに踊り出ることができます。(今なら)
プロモーション機能で表示された作品にはPRマークがつき、そこからページビューがあった場合に課金されます。
1クリック10〜60円。
ちなみに今はキャンペーン価格で20%offの8〜48円とのことです。(2019年1/4まで)
クリーマが推奨する運用方法
クリーマが推奨する使い方としては
・人気が高くの売れ筋作品を優先的に複数品設定。
・1日の予算は2,000円以上。
・これを最低でも1〜2ヶ月設定。
こうしなければ運用効果がわからないとのことでした。(?)
■ 初回設定におすすめの作品
・注文回数が多い作品、売上が高い作品
・PV数やお気に入り数が多い作品
・流行のアイテムや季節的に人気が高まるトレンド作品
・お得なキャンペーンが実施できる作品(ポイントキャンペーンや送料無料、早割、SALE、など)
・クリーマにピックアップされた作品(特集やメルマガに掲載された作品)
・注目を集めたい新作
※納期は長くなるほど購入率低くなるため、できるだけ納期が短い作品の方が効果が出やすくなりますcreemaHPより
なんかこれってそもそも効果が出やすい作品ばかりですよね(^^;;
まさかクリーマさん新しくできたプロモーション機能の成果を上げるために言ってませんよね?
プロモーション効果の前に作家さん個人の努力にかなり頼られてる感じがしますが。。
で、この運用方法を素直に聞くとなかなかの広告宣伝費です。
できる方は大いにやったら良いと思います!
分析もしやすいですし、ビジネスには疎いですが大企業も宣伝広告費は惜しまずして大きくなりますしね。
クリーマの言うことをまったく聞かずに新作を1点設定してみた
なぜクリーマの推奨する運用方法を無視したか
クリーマの推奨する方法をまったく聞かずにまずは新作を1点、1日の上限予算を200円で設定してみました。
まったくアドバイスを無視した設定の仕方だったので、すぐに運営さんから設定方法の見直しを即すメールがきましたw
これではプロモーション効果は分からないですよ的な内容で、そして推奨する運用方法が再度掲載されていました。
なぜクリーマの推奨する運用方法をまったく聞かなかったのかというと。
ネイルチップという万人受けしない自分のジャンルや今まで特集掲載に載って作品が目立ったときの売り上げ効果を鑑みて「今」は宣伝費を大きくかけられないと思ったからです。
あと自分のやり方のほうがプロモーション機能の効果は分かりやすいと感じたからです。
なぜ新作にしたか
クリーマにおいて新作って本当に目立たないのです。
一瞬webページの「new work」のところに並びますがどんどん新作は発表されるので5分もすれば消えますし、そもそもスマホアプリでは表示されません。
新作は知名度やPVもないため検索で上位に上がって来ることもありません。
特集掲載以外で普通に新作を売るには本当に時間がかかります。
売るどころかPVを伸ばすだけでもとても時間がかかります。
新作がどんどん売れるのは作家さん自身にファンが付いている場合じゃないでしょうか。
フォロワーさんに新作が出れば通知が行くはずですが私だってフォローしてる作家さんの新作通知のメールを都度開いてじっくり見ることはありません。
フォロワーさんはおりますが、とりあえず悲しいかなファンらしい顧客の少ない私は今年の内にぜひとも売ってみたいできたばかりの新作にプロモーションをかけてみてPVが早々に伸びるかそして作品が売れるか試してみたかったのです。
プロモーションの結果
プロモーションの結果は分かりやすいです。
作った作品のビッグキーワードでは一瞬でトップに踊り出ます。
他にどんなキーワードで目立たせてくれているのかは分かりませんが新作にしてはPVの伸びが早いです。
検索結果での効果のため特集掲載ほどの勢いはありませんが着実にじわじわ伸びていきます。
ちなみに出した作品のクリック単価は12円、1日の上限は200円にしたので多くて16ビューです。
予算に達するとPRから外されます。
ビビりな私はこれを1週間くらい運用して売れないうちに切りやめます。
これでは売れないのも想定内です。
私の作品は特集に掲載されてPVが200を超えても売れるか売れないか、500あれば売れてきますが新作なら1点売るためにプロモーションに6,000円かかる計算になってしまうのです。(大赤字)
PVも200を超えてきたらだんだん自然と検索結果も上がってきますのでそこに期待したのです。
最初から直接プロモーション機能で売るのは難しいだろうけど無名のこの子の検索結果を押し上げるところまでは持って行こうという計画なのです。
クリーマさんはプロモーション機能で売るならばの運用方法を推奨しているのでもっと費用がかかってしまうんですね。
新作売れる
プロモーション機能を打ち切ってしばらくすると今回売りたいこの子がある日突然売れました!
ヤッターの狙い通りです。
恐らくプロモーションであらかじめPV数を上げておいたので検索結果に出やすくなったと思われます。
新作を出して数週間なら普段ならPV数も2桁程度。なんなら1桁の場合も。
そうそうそのシーズンに売れません。(もちろん売れることもあります)
他サイトでも売れていませんのでこの作品がとくに売れやすいという要素もなさそうです。
そうこうしているうちに去年出した同じキーワードの作品よりもPVが超えてきましたので、プロモーション機能によるPVの押し上げ効果は確実に実感できます。
プロモーション機能は良いと思う
今回はクリーマの推奨する運用方法とは全く違い、新作のPVを早々に押し上げるという狙いで使用してみました。
結果普段ならなかなかPVが伸びない新作のPVがぐんぐん伸びプロモーションをやめても緩やかにPVは伸びていきました。
PVがのびれば検索にも上がってきやすいと推測しています。
結果1点売れましたので効果はあったと見ています。
もちろん偶然かもしれませんが。
ものすごくびびりで控えめなPR方法ですが、作品ができるまで手間も暇もコストもかけている個人の作家さんにとってプロモーションを複数点数ヶ月設定し続けるって容易ではないと思います。しかし新作のPVをじわりと押し上げたいという方にはこんな使い方もおすすめです。
[参考記事]実際BASEってどうなの?使ってみた感想。